鏡の前で、誰かの笑顔が生まれる瞬間。
その一瞬をつくるために「美容師」を目指す。
だけど、夢への扉は誰にでも開くわけじゃない。
その扉の鍵を手に入れるためのだいいっぽが
「美容師国家試験」
💫 美容師国家試験とは?
美容師国家試験は、“あなたの技術と知識を証明する” 大切なテスト。
この試験に合格しなければ、どんなに上手に技術ができても
「美容師」として働くことはできません。
美容師国家試験は大きく2種類。
| 試験の種類 | 内容 |
|---|---|
| ✏️ 筆記試験 | 知識と理解力をためすペーパーテスト |
| ✂️ 実技試験 | 実際に髪を切り、巻き、形をつくるテスト |
今回は、その最初のいっぽ――
筆記試験 にスポットを当てます📖

📚 筆記試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題数 | 全55問(マークシート形式) |
| 試験時間 | 約100分 |
| 合格ライン | 正答率60%以上(33問以上正解) |
| 注意点 | どの分野も「0点」はNG!バランスよく点を取ることが大切 |
🧠 出題される5つの分野
この55問には、美容師として知っておくべき知識がぎゅっと詰まっています。
それぞれの分野は、未来のあなたの“夢への糧”となる内容です。
| 分野 | 出題数 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 関係法規・制度/運営管理 | 約10問 | 美容師法やサロン経営など、プロとしてのルール |
| 衛生管理 | 約15問 | 道具の消毒や感染症予防など、安全を守る知識 |
| 保健(人体・皮膚科学など) | 約10問 | 髪や皮ふの構造、体の仕組みを学ぶ |
| 香粧品化学 | 約5問 | シャンプーや薬剤の性質、化学反応の理解 |
| 文化論・美容技術理論 | 約15問 | 美容の歴史、デザインの理論、技術の考え方 |

🎯 合格のカギは「理解力」と「つながり」
筆記試験は“暗記だけ”では突破できません。
一つひとつの知識が、
美容師の技術やお客様の安全と深くつながっている
からです。
たとえば——
-
消毒方法を知らなければ、お客様を守れない。
-
髪の構造を理解していなければ、理想のカラーを出せない。
テキストの一文一文が、未来のあなたの「手」と「心」を支える力になります。
💡 勉強のコツ
📖 1. 過去問は“宝の地図”
出題傾向をつかめば、迷わずに進める。
👥 2. 仲間と話して覚える
声に出して教え合うことで、記憶がしっかり定着。
※本校ではTBMメソッドを活用し、楽しく理解することができます
🧴 3. 現場を想像する
学んだ知識をサロンでの実践に置きかえると、理解が深まる。
🌸 まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 55問(マークシート) |
| 合格点 | 60%(33問以上) |
| 出題分野 | 法律・衛生・保健・化学・技術理論 |
| 試験日 | 年2回 |
| ポイント | 暗記より“理解”。美容と人をつなぐ知識を身につけよう。 |
✨ 最後に
カットの技術も、カラーのセンスも、
すべては「知識」という土台の上に立っています。
筆記試験を乗り越えたとき、
あなたの夢はもう“現実”に近づいている
この試験は
「誰かを笑顔にできる力」を証明するいっぽ
です。

教務部 海老原