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✂️ 職人さんに聞く!ハサミの切れ味と正しいケア

e.matsubayashi

本校の授業で、職人さんがハサミを研いでいる作業を見学させていただき、実際にメンテナンスも行っていただきました。
その中で学んだ「ハサミに関する大切なポイント」をご紹介します。

 

今回お越しいただいたのは、創業 大正14年の歴史ある、プロの職人さんが揃う会社「東京理器」さんです。

 

学生は、メンテナンスを待ち望んでいました。

 

作業工程としては、

専用の砥石や研磨機(水研ぎ機など)を使って、刃の角度(刃線)を細心の注意を払って研磨します。

シザーは一般的なハサミと異なり、「裏スキ(うらすき)」という刃の裏側の凹んだ構造が命です。

この裏スキの角度を崩さないように研ぐ技術が、プロの職人さんの最も重要な技術になります。

 

 

研磨が終わると、鋭利な刃先が復活し、滑らかな切れ味がよみがえります。

 

 

続いて行うのが、刃と刃の接点(ネジ部分)の調整です。

ネジの締め具合をチェックし、適切なバランスへと整えていきます。

緩すぎれば毛が逃げ、締めすぎれば開閉が重くなるため、職人さんの感覚が光る工程です。

さらに触点調整として、刃と刃が接する「触点」のバランスを整え、力が均等に伝わるように微調整します。

その結果、ハサミの開閉が軽快かつスムーズになり、手に馴染むようになります。

最後は、品質チェックと仕上げ作業です。


研磨で生じたバリ(カエリ)を丁寧に取り除き、錆止め処理を行います。仕上げの砥石やレザーで刃先をなめらかに整えたあと、専用オイルを接点に差し、汚れや削りカスを拭き取ります。


そして試し切りで切れ味を確認し、すべての工程が完了します。

美容シザーは、家庭用ハサミとは比べものにならないほど精密な道具です。
自己流で研ぐと裏スキが崩れてしまい、元に戻らなくなることもあるため、絶対に行わないようにしましょう。

今回学校に来てくださった職人さんは、専用の機械と長年の経験を持つプロの方々です。
大切な道具だからこそ、信頼できる専門家に任せることの大切さを改めて実感できた、貴重な授業となりました。

東京理器の皆さま、本当にありがとうございました。

教務  松林

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